青森80.0MHz

八戸78.4MHz

むつ81.3MHz

上北84.3MHz

深浦78.2MHz

第380回FM青森番組審議会

1. 開催日時・場所

日時:2025年3月18日(火)10:51~
場所:ホテル青森 桃の間

2. 出席者 7名

委員:谷田恵一(委員長)
高樋忍(副委員長)
藤川あきつ
福田弥夫
石岡由美子
エフエム青森:櫻田昌孝(社長)
里村好美(放送部 副部長)

3. 議題

  • 委嘱状の交付
  • 新任委員の紹介
  • 4月放送の特別番組について
  • 4月からの通常番組改編について
  • 特別番組「GRIT in AOMORI ~私自身が変化そのものになる」の番組合評
  • 次回審議会の日程調整と発表番組の決定

4.挨拶

(1) 谷田恵一 委員長 挨拶(詳細版)

前任の石橋委員長から引継ぎ、私は子どもの頃からラジオが大好きで、審議会の委員長を仰せつかった事を光栄に思います。審議会は、自由のためにあると思っています。最近は自由を「なんでもやっていい」と勘違いしている人が多いと思う、自由を守るため脱線しないように、番組を審議していく事が委員の仕事だと思っています。よろしくお願いいたします。

(2) 高樋忍 副委員長 挨拶(詳細版)

谷田委員長をしっかりと支えるため、タガを2重にしめて委員を務めたいと思います。
よろしくお願いいたします。

(3) 櫻田昌孝 社長 挨拶(詳細版)

本日から新たな番組審議会がスタートとなりました。今期からは、谷田委員長、高樋副委員長が就任され、また石岡委員に新たに就任いただきました。ありがとうございます。また来月からは、青森大学社会学部 教授の櫛引 素夫さんがいらっしゃいます。ここから新しい審議会となります。皆様にはエフエム青森の番組に対し忌憚なきご意見を頂戴できればと思います。よろしくお願いいたします。さて、のちほど事務局から詳しく説明はありますが、夕方の生放送ラジモットは、4月からプチリニューアルいたします。これまで、月曜日砧川キヌ子氏にパーソナリティーを担当していただきましたが、今回の改編のタイミングで、十和田市在住、松竹芸能 ピン芸人の斗澤やすあきさんが月曜日を担当する事となりました。津軽地方のパーソナリティーが多かったので、4月からは斗澤さんを迎えて県南地方にもよりアプローチできればと思っております。 私からは以上です。」

(4)石岡由美子 委員 挨拶

「皆様、おはようございます。今回、新たに番組審議会の委員として加わることになりました石岡由美子です。どうぞよろしくお願いいたします。私は旧蟹田町の出身で、高校時代まで青森で過ごしておりました。学生時代からFM青森の番組をよく聞いており、身近な存在として親しんできました。その後、弘前に移り住んでからも時折FM青森を聴いており、特に地域に根ざした番組作りに共感しておりました。今回、このような貴重な機会をいただき、番組審議会の一員として携われることを大変嬉しく思っております。私は長年、地域の教育やコミュニティ活動に関わってきました。その経験を生かし、エフエム青森の番組がより多くのリスナーに寄り添い、情報を的確に届けられるよう、微力ながらお手伝いできればと考えております。また、リスナーの視点を大切にしながら、地域の特性を活かした番組作りについても意見を述べていければと思います。青森県内のさまざまな地域に住む人々にとって、FM青森がより親しみやすいメディアとなるよう、皆様とともに議論を深めていきたいと思います。今後ともどうぞよろしくお願いいたします。」

5. 4月の特別番組・番組改編について (事務局 里村副部長より)

1) 4月放送の特別番組について

番組名:「フライングでゴールデンウィーク2025」
放送日時:4月28日(月)14:00~15:55
内容:ゴールデンウィークのお出かけスポットを中継で紹介
・パーソナリティー:りんご娘 初恋グリーン
・若年層のリスナー獲得を狙い起用
・「グリン砲!」の決めゼリフが話題
・生歌披露の可能性も検討中

2) 4月からの通常番組改編

番組名:「ラジモット」
・月曜パーソナリティー変更
新パーソナリティー:斗澤やすあき 氏(十和田市在住の松竹芸能ピン芸人)
理由:県南地方出身者の起用で地域色を強化
開始日:4月4日(木)スタート
・火曜~金曜のパーソナリティーは変更なし

番組名:「ヒルモット!Friday!」
・放送時間拡大(11:30~12:55)
・パーソナリティーの変更なし 工藤良子
理由:リスナーメッセージを読む時間確保のため

6.番組合評 事務局の説明 (事務局 里村副部長より

合評番組:「GRIT in AOMORI ~私自身が変化そのものになる~」
放送日時:2025年3月3日(月)19:00~19:55
公開録音イベント: 2025年2月16日 (日)青森市役所1階にて開催
参加者: 約100名
1.番組概要
特別番組『GRIT in AOMORI ~私自身が変化そのものになる』は、青森の地域社会における女性の活躍と支援をテーマに制作された。
内容: 女性のキャリア支援や健康問題、ナッジ理論を専門とする3名のパネリストの講演と、パネルディスカッション。
2. 番組の構成と編集方針
パネリストが「やり抜く力(GRIT)」の社会的・個人的な意義について議論。
限られた放送時間内に情報を整理し、聞きやすい構成を優先。内容を簡潔にまとめるため、一部の話題を省略。全体的に情報量が多く、リスナーにとっては詰め込み過ぎの可能性があった。

(1) 福田弥夫 委員

・番組内容が詰め込みすぎており、情報が整理されていなかった
・話の展開が飛びすぎており、リスナーがついていきづらかった。
・それぞれのパネリストが個別の視点で話しており、統一感に欠けていた。
・専門用語が多く、一般リスナーにとって分かりづらかった
・「ナッジ理論」「レジリエンス」などの言葉が多用され、背景説明が不十分だった。
・ラジオ番組では、より分かりやすい解説が必要。
・会場の雰囲気や観覧者の意見をもっと取り入れるべき
・パネルディスカッションの内容は興味深かったが、会場の参加者の感想やリアクションも交えてほしかった。
・参加者の声をもっと紹介すれば、番組に臨場感が出たのではないか。

(2) 石岡由美子 委員

・女性の健康問題や働き方について考える良い機会になった。
・「女性の働きにくさは健康問題でもある」という指摘が印象に残った。
・普段あまり意識しないテーマに気づきを得られた。
・パネルディスカッションが物足りなかった
・もっと深く掘り下げる内容が欲しかった。
・2回に分けて放送しても良いくらいの内容だった

(3) 藤川あきつ 委員

・奥田氏の経歴や活動の説明が不足していた
・「IT業界の女帝」と紹介されていたが、具体的な実績や活動内容が伝わらなかった。
・もう少し事前にプロフィールや経歴を説明してほしかった。
・番組の構成がやや散漫で、統一感が足りなかった
・パネリストそれぞれの意見は興味深いものだったが、全体の流れが見えづらかった。
・もっとテーマを整理し、議論の方向性を明確にしてほしかった。
・リスナーの声や会場の雰囲気を反映すると、より臨場感が出たのでは実際に参加した人たちの感想を入れることで、より共感を呼ぶ番組になったはず。

(4) 高樋副委員長

・会場で直接話を聞けば楽しめたが、ラジオでは分かりにくかった
・奥田氏の話し方が独特で、音声だけでは伝わりにくかった。
・事前に「こういう方が登場します」と紹介しておけば、もっとスムーズに聞けたのではないか。
・話の内容が濃く、1時間では短すぎた
・もう少しじっくり聞きたかった部分が多かった。
・2回に分けて放送するのも一案だったのでは。

(5) 谷田委員長

・専門用語を多用しすぎるのはリスナーにとって不親切
・知識のある人向けの内容になってしまい、一般リスナーが置いてけぼりになっていた可能性がある。
・もっと分かりやすく、一般の方にも伝わる構成を心がけるべき。
・話の流れを整理し、分かりやすい構成にする必要がある
・パネリストの発言がバラバラに聞こえたため、編集の段階で整理が必要だったのではないか。
・「働き方・健康問題」とテーマを分けて構成すると、より聞きやすかったはず。

7.次回審議会の日程と合評番組

次回日程
2025年4月30日(火)
合評番組:「知事と語る地域脱炭素フォーラム 〜脱炭素で変わる地域・くらし・産業〜」

8.審議機関の答申又は改善意見に対して取った措置及びその年月日。

  「該当なし」

9.審議機関の答申又は意見の概要を公表した場合におけるその公表の内容、方法、及び年月日。 

①自社放送=毎週土曜日6:55~7:00「エフエム青森インフォメーション」で前回開催の番組審議会の出席委員名、議事概要を放送。
②書面備置き=毎月審議会終了後に議事録を制作し本社・支局など事務所に備置き、また本社入り口掲示板に掲示。
③日刊新聞紙への掲載等=毎月更新のインターネットの当社ホームページに出席委員名、議事概要を掲載。

第379回FM青森番組審議会

エフエム青森・第379回番組審議会は、2月21日(金)午前11時から青森市のホテル青森で開催され、石橋司委員長、谷田恵一副委員長、成田幸男、高樋忍、福田弥夫の委員5名が出席して行なわれた。
会の冒頭、櫻田昌孝社長から2月8日(土)は新町キューブ1階で「知事と語る地域脱炭素フォーラム ~脱炭素で変わる地域・くらし・産業~」が行われた事、また同日、アウガ5F AV多機能ホールで「ワークハートバランス2~青森県民のホンネ~」が行われた事を報告。また翌週には、青森市役所1Fで「GRIT ㏌ 青森 ~私自身が変化そのものになる」の公開録音が行われ、今後これらの公開録音の模様が特別番組となると伝えた。
また本日の番組審議会をもって石橋委員長、成田委員が退任となることを報告し感謝をのべた。
続いて、事務局から3月の特別番組について報告。
変わって「産地直送旅番組 津軽へ行こう!〜 Phoenix-19th〜ウィンターバージョン」の合評を行った。
「MCの2人が楽しそうなのが良い。今年の冬は厳しかった分、冬を楽しもうという気持ちになれる番組。構成もうまくできていて、オープニングのつかみもばっちりだった。個性のある出演者(インタビューを受ける側)が良かった。合間に入るジョナゴールドの曲もとてもよかった。」「渡邊支配人のジョークが最高だった。つがる地球村のインタビューの中であった部屋の名前が個性的で行きたくなった。県南に住む私にとって、弘前の情報は新鮮だった。見てみたくなる、行ってみたくなる内容だった。スイーツの時間は、何がなんだかわからなかった。曲も丁寧な選曲でよかった。」「エフエム青森らしい、磐石な番組だった。スイーツのレポートはラジオでは難しいと感じた。品数も多く、どこまで丁寧に説明するのか難しいところだと思う」「入りから楽しく、脱線しそうになった時はディレクターが調整して良かった。CMに連動している所がすばらしいと思った。『大鰐温泉スキー場』なので、一言でいいので大鰐温泉の事も話してほしかった。」「残念だったのは、大鰐温泉スキー場と津軽地球村の問い合わせ先が抜けていたこと。また、デザートショップではスイーツの食レポが多く、次から次と紹介され、味だけの羅列という印象が残った。ラジオでの食レポは難しいと感じた。」「逆に、広告と番組の境目が無い事が気になった。また南部地方の番組もお願いしたい。土曜日のお昼に放送されるという、ワクワク感もとてもよかった。」などの意見が出された。

第378回FM青森番組審議会

エフエム青森・第378回番組審議会は、1月22日(水)午前11時から青森市のホテル青森で開催され、石橋司委員長、谷田恵一副委員長、成田幸男、藤川あきつ、高樋忍、福田弥夫の委員6名全員が出席して行なわれた。
会の冒頭、櫻田昌孝社長から、毎年恒例の県内各首長へのインタビューをお届けする「新春メッセージ」の放送、婚活パーティー、ボウリング大会などのイベントについて報告。また特別番組の収録として2月8日(土)13:30~新町キューブ1階 グランパレで開催する「知事と語る地域脱炭素フォーラム ~脱炭素で変わる地域・くらし・産業~」について伝えた。
続いて、事務局から2月の特別番組について報告。
続いて「サバを訪ねて3000里」の合評を行った。
ライトノベルの様な展開。サバが取れなくなったが、イワシは取れるとはどういうことなのか。もう少しストーリーを頑張ってほしかった。放送事故と間違えるほどの間(ま)があり、長すぎたと感じた。サバの事や水産についてもっと勉強して制作するべきだった。
ストーリーが追えず、時代がいつなのかわからなかった。はじめに50年後の話と言ってほしかった。ラジオドラマの中で男性の息遣い聞こえ、無意味な音が多かった。出演している方は皆さん上手だった。このドラマは水産資源の枯渇を憂いる人々の思いが結集したのかなと感じた。ただ残念ながら八戸の近未来はサバとともに南部弁も消えてしまったのかと、すごく寂しく思った。ストーリーは台本や脚本がもう少しねられていたらよかった。主役の女子高生役の子は達者だなと感心した。
ストーリーが理解できず3~4回聞いた。何十年先の話をしているのか、わからなかった。おばあちゃんが外国から嫁いできたわりに、日本語がうますぎるな、など演出に工夫が必要だと感じた。例えば50年先の話であれば、海外に行った際に機械通訳、翻訳の様な形で工夫できたのではないか。もう少し水産の資源の問題などリサーチし、数値的なものを入れてほしかった。ただサバが減った、それでいきなりノルウェーが輸出禁止をかけた、では、その頃日本の食料はどこから調達しているのかなど、ラジオドラマを聴いていると色々疑問がでてきた。ストーリーが練りきれず、脚本がうまくできていないと感じた。八戸だけでなく、津軽バージョンのラジオドラマも作ってほしい。サバが捕れない、実際に困っていることをテーマとして取り上げて、広く認識してもらう事を評価したい。今回のことを教訓にして、よく練って、深く掘り下げた話を期待したい。